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Redmine を 2.0 から 2.1 に更新

September 23, 2012開発Redmine

さくらのVPS で運用している Redmine を 2.0 から 2.1 に更新してみた。

手順は前に書いたさくらのVPS を改めて使いはじめる 9 - Ruby、Redmine、Subversion の「Redmine のバージョン更新」をトレースしながら実行。しかし以下の sudo bundle install... で command not found になった。

$ cd /var/lib/redmine
$ sudo bundle install --without development test postgresql sqlite

もしかして root に bundle のパスが通っていないのかもしれない。前回の更新からなにか環境いじくったっけ?などと自問しつつ以下のように sudo なし、つまりログイン ユーザーでそのまま実行したら成功。前述のブログ記事も修正しておいた。

$ cd /var/lib/redmine
$ bundle install --without development test postgresql sqlite
... インストール状況の出力

更新に成功していることを確認するため Redmine にログイン。「管理」→「情報」からバージョン情報を表示してみる。

Redmine 2.1

ばっちり。せっかく 2.1 を入れたので目玉機能である添付画像のサムネイル表示を試す。使いかたは以下に詳しい。

Redmine の動作環境について。このブログで書いた「さくらのVPS を改めて使いはじめる」シリーズのとおりに環境構築しているならば ImageMagick が利用可能。Redmine インストール (/var/lib/redmine への配置) もログイン ユーザーでおこなっているためパーミッション問題もないはず。

というわけで実際に Redmine 上の Wiki ページでサムネイル画像を表示してみた。サムネイル画像のサイズはデフォルトの 100 だと小さすぎるで 256 に変更している。

Wiki 上のサムネイル画像表示

サムネイル画像はリンクになっておりクリックすると元画像が表示される。リンクの <a> タグに target="_blank" がつかない点がすこし残念。

とはいえ Redmine 1.4 から導入された Wikiの全ページを一括してPDFに出力や今回のサムネイル画像出力などドキュメント関連の機能が強化されるのは喜ばしい。職場でも 2 年ほど Redmine を利用しているが今やドキュメントの大半を Wiki 上で書いている。

もともとリポジトリやチケットのリンクを埋め込んだドキュメントがほしくて利用しはじめたのだけど Wiki の記述力もけっこう高くて技術資料ならこれで十分という感じ。外部向けに Office 文書なども作成するときも下書きは Wiki でおこなっている。

最近では仕様書も Wiki で書き後から PDF 化する運用を考えているため、この方面の機能強化には今後も期待したい。

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