PHPによるWordPressカスタマイズブック
書店で立ち読みしたら良さそうな感じだったので購入。
本書は WordPress をローカルサーバーにセットアップするところから始まり、テーマやプラグインを作成するところまでを解説している。
- 第 1 章 : 開発前の準備
- 第 2 章 : PHP を使った基本的なカスタマイズ
- 第 3 章 : WordPress の各種のデータを柔軟に扱う
- 第 4 章 : WordPress のデータベースに直接アクセスする
- 第 5 章 : プラグイン開発の基本
- 第 6 章 : プラグイン関連のトピック
- Appendix
内容はかなり実践的。サンプル コードを実装しながら学んでゆくスタイルとなっている。PHP や MySQL などの解説は割愛されているため、これらの基礎知識は必須となる。
本書の価値はカスタマイズに必要な手順と実装を網羅的に経験できる点。リファレンスとしては弱いが、カスタマイズで押さえるべきツボを網羅するのに役立つ。
例えば function.php による処理の共通化や index.php の読み取り優先順位を知るとテーマ作成が非常に効率的になる。多言語対応の方法を押さえればテーマやプラグインのユーザーを幅広い言語圏に求められるだろう。
私はテーマのカスタマイズとプラグイン作成を経験済みだったが本書で初めてカスタムフィールドの使い方を知った。他にも色々と細かな発見があったので今後のテーマやプラグイン作成に反映させてゆきたい。