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HEAR NOTHING SEE NOTHING SAY NOTHING

採用面接に思うこと

November 19, 2014雑感人事

面白い記事を読んだ。

採用面接で待遇面について語ることに遠慮がある。この記事にマイナビ転職の NG 志望理由が引用されているけど私も同様に考えていた。というより、こうした意見をほうぼうで聞くうちにそれが正しいものと認識するようになった。

しかし記事の主役である応募者は志望動機として待遇をあげた。その後にフォローが続くけど、それについても同意はできるが面接の席ではどうだろう?と指摘されそうなものだ。結果としてこの発言は社長に評価され採用にいたる。著者はこの結果を判断しかねているようだが私は思わず膝を打った。

動機が明確でそれにより意欲を向上できるなら対象が金銭であっても望ましいではないか。社長の言うように曖昧で評価に困る基準を持ちだされるよりずっとよい。中途採用であれば双方ともプロであり、互いの値踏みは自然におこなわれる。ならばいっそ建前ぬきで率直に話しあうべきではないか。

これは待遇に限った話ではない。思うところあるならその場で指摘するべきだ。もしかしたら簡単に対応できるかもしれないし妥協点を見いだせる可能性もある。

そういえば過去に何度か採用面接を受けたけど、選考に落ちた企業でその理由を説明してくれたところは一社もなかった。定形のお祈りメールがきただけである。些細なことが原因だったのかもしれない。しかし指摘がなければ改善のしようがない。これは就活生がノイローゼになる原因のひとつでもあるだろう。

一方、私も面接の席で遠慮して迷惑をかけたことがある。私服勤務を譲れないにも関わらずスーツ勤務であることを伝えられた時に受け流してしまった。結局この条件を妥協できず選考途中で辞退した。しかもこれが理由であることを説明せずに。かなり後悔している。

もし今後、採用面接へ臨む機会があれば遠慮せずに話すことにしよう。採用側になるとしたらこちらから率先して忌憚なく話す場であることを伝えたい。

あと面接がらみの話としてなにか基準になるようなものはないかな?とググったら厚生労働省の公開している公正な採用選考についてという資料を見つけた。遠慮なくとはいってもこれぐらいは守るべきろうガイドライン。

最後にもうひとつ。採用面接は一期一会で選考に落ちたら二度と応募してはいけない印象があるけど、人も企業も成長するのだから何度でも挑戦してよいと思う。レベルあげてきました!みたいな感じで気軽に門戸を叩けるようにしたいしそれを受け入れたい。

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