アカベコマイリ

HEAR NOTHING SEE NOTHING SAY NOTHING

Apple Watch

Apple Watch を入手したので感想を。

予約から入手まで

Apple Watch の予約は 2015/4/10 16:00 開始となっていた。この時刻ちょうどに注文する予定だったが業務に没頭してすっかり忘れていた。

帰宅してから思い出して 20:00 あたりに注文。自動返信メールには、お届け予定日が 2015/5/10 - 2015/5/21 と記載されていた。発売日となる 4/24 には間に合わないけど初回出荷は数も少ないだろうし仕方ないと受け入れた。

しかし 4/23、唐突に出荷を知らせるメールが。お届け予定日は 2015/4/24 となっている。もしかして予約キャンセルが相次いだ?とか、品薄感を演出して入手の価値を増幅する作戦?などと邪推したものの発売日に届くなら素直に喜んだほうがよいだろう。

そして当日、予告通り Apple Watch が届いた。

購入したモデルは Apple Watch 38mm ステンレススチールケースとミラネーゼループ。Apple Watch Sport にするか迷ったが、アルミは汗で腐食すると聞いたことがあったのでステンレスを採用している Apple Watch を選択。

操作性

説明書をまったく読まずに利用するのは難しいと感じた。

iOS 機器であれば、画面内の指示やアニメーションによって操作方法を伝えやすかった。しかし Apple Watch は画面が小さすぎるため情報量が少なくこうした演出もないため、どのような操作が行えるのか理解しにくい。

特にスワイプ。時計の下からスワイプして他の画面を呼び出したときに逆スワイプで時計へ戻れることに気づかず、はじめはデジタル クラウンを押していた。

Apple Watch 関連のお知らせメールでパーソナル セットアップというビデオセッションを提供しているようだが「予約」が必要なのでやめた。メールのリンク先に飛ぶと予約画面が表示される。いかにも面倒そうだ。

とはいえ慣れてくると時計が iOS でいうホーム画面で上に通知、下に各種ユーティリティが横並びという構成は合理的に感じられる。これらの基本機能だけ利用するのであればデジタル クラウンなどのハードウェア ボタンを操作しなくて済む。

他に感心したところは時計の動きで画面が点灯する機能。ふつうの腕時計でも時刻を確認する時に腕を持ち上げるけれど Apple Watch ではこの操作で画面が点灯する。はじめ画面点灯はタッチやボタン操作でしかおこなえないと勘違いしていた。また無操作だと画面がすぐに消えるため、とても不便に感じられた。

しかしこの機能があれば気軽に点灯できるため、こうした不満は解消。見たい時だけ点灯すればよいという設計は消費電力の観点からも好ましい。時計は常に盤面を表示するもの、という固定観念をよい意味で裏切られた。

時計には盤面も含めた美術的な価値もあるので、高機能なバッテリーを搭載するようになったら常時点灯するのかもしれないが。現在のオンデマンドな点灯は意図的なのか、それともバッテリーを考慮した苦肉の策なのかは興味ある。

ミラネーゼループ

デザインとマグネットによる無断階のサイズ調整が気になり、ベルトはミラネーゼループにした。

質感は非常によい。想像していたより目が細かくて品がある。38mm モデルの幅なら女性にも合いそうと思ったけど、そういえば女性の腕時計で金属ベルトを見たことがない。大抵は細身の革ベルトだ。これには理由があるのだろうか?私の観測範囲が狭いだけなのだろうか。?

マグネットは当初、イマイチに感じられた。充電器もマグネットなので両方がベルト部分に吸着しようとして充電時にこんがらがる。対策としてベルトを最大に緩めた状態で充電するようにした。ベルトの輪に余裕をもたせ、充電器のマグネットを時計の横から滑らせるように近づければスムーズに吸着してくれる。

マグネットによる無断階サイズ調整は想像よりはるかに便利。腕につけた状態でマグネット部分をずらすだけなので気軽に調整できる。穴やコマより微細にいじれるため、ひとつのサイズに慣れるのではなく気分によって変更するように運用してる。

iPhone 連携

Apple Watch の目玉機能として iPhone 連携がある。対応アプリだと Apple Watch 側から操作できたりするのだが今回は Runtastic を試してみた。

ここ数年、健康のために帰宅時に二駅、土日は河川敷を 8 〜 10km ほど歩くことにしている。その際の張り合いがほしいので Runtastic というアプリでログを取ってる。

Apple Watch にはアクティビティという運動量を測定するアプリがバンドルされているのだが、これまで蓄積したログが惜しいので Runtastic と併用する予定。

そして使用感だが Apple Watch 側で Runtastic を起動してアクティビティ (標準アプリと紛らわしいのだが運動計測をこう呼ぶ) を実行すると iPhone 側の Runtastic で計測が開始される。終了も Apple Watch 側から操作可能。要するにリモコンなのだけど、なにがよいかって iPhone を持ち出さずに済むのだ。私が平日の帰宅時におこなっている Runtastic 計測は

  1. 地下鉄から地上にでる階段の途中で iPhone をバッグから取り出す
  2. 階段の頂で Runtastic のアクティビティを実行
  3. iPhone をバッグに戻す

という煩わしい動作をおこなっていた。そもそも階段で移動しながらスマートフォンをいじることは非常に危険だし、よくないなぁとは思っている。

しかし出口や道路脇で立ち止まって操作すると通路を塞ぐことになる。それはそれで迷惑だとか、いやそれでも階段で転倒したときの影響を想定するならそうすべきだろう、自分だけの問題ではないぞ、というような考えが堂々めぐりして結果こうなった。書き出してみたらダメ人間まるだしで恥ずかしいね。

これからは Apple Watch で操作するからこうした悩みとオサラバできる。毎日の小さなストレスが解消されるのだ。ありがたい。

3 日ほど Apple Watch を利用してみた感想を書いてみた。これからも気になることがあれば継続して記事にする。あと Apple Watch 関連の開発を業務でおこなうかもしれないから何かサンプルを作ってみたい。

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