Mac People 休刊
Mac People が昨日発売された 2014 年 11 月号で休刊になるというので購入。
かつて Mac の雑誌はマニア向けの Mac Power、一般向けの Mac People、Mac Fan などが発行されていた。私は Mac Fan 派で現在も Newsstand 版を定期購読している。なぜ Fan なのかというと本のつくりとして Fan が左綴じ、People が右綴じだった時代があり、コンピューター用語の読みやすさから左綴じの Fan にした。いつ頃から変更されたか忘れたけど現在はつくりが逆になっている。
休刊をきっかけに 10 年ぶりぐらいで People を購入してみたのだが、やはり左綴じは読みやすい。また前号から iOS 開発者むけの記事を掲載する方向へリニューアルするということだっったので、評判がよければ Fan から乗り換えようかなと思っていただけに休刊は残念である。
ちなみに開発者むけの記事は意外に充実していた。せいぜい数ページでざっとツール紹介する程度と予想していたのだけどソース コードが登場し技術用語もあたりまえのように書かれている。まるで技評あたりの雑誌みたいだ。それでいながら写真点数が多く、おまけにカラー中心の贅沢なつくりでとても読みやすい。このあたりは日経のコンピューター雑誌っぽくもある。
Swift の連載は今回で終わらせるには惜しいので、どこかで継続してほしいものだ。誌面の最終ページをみると開発系の情報は iPhonePLUS へ移行するそうなので期待している。
この記事の冒頭に挙げた Mac 雑誌のうち残ったものは Mac Fan だけになってしまった。こちらは特に休刊の話はないようだけど、果たしてあとどれぐらい続けられるだろうか。単純に考えるとライバル誌がなくなることにより部数を伸ばしそうだが、むしろ Mac 雑誌というカテゴリーが数年内に消滅しそうな気がする。
そういえば今日 Mac People を購入するために書店を訪れたらコンピューター関連の雑誌コーナーが大幅に縮小されていた。そのなかでも多数を占めるのは機種別のスマホ系ムックである。Mac どころかコンピューター雑誌自体が厳しいのかも。